当委員会にご協力いただいた皆様からのメッセージです。
岡本貴也
			大規模災害には、二つの"壁"があります。
			一つは、災害の瞬間、どう生き抜くか。
			これは、命をいかに守るか、の話です。
			啓蒙に関しては、報道や役所が得意とする分野で、主にテクニックの話になります。
			もう一つは、その後、どう生きていくか。
			これは、衣食住を手に入れた上で、どう文化的で幸福な生活を営んでいくかの話です。
			こういう話は、案外と、芸術が語るほうが、よく伝わったりします。
			今作は、3.11など、他の災害の影響も受けて、
			『震災から五年後の被災地』にスポットを当てました。
			物語の中に"答え"はありませんし、"お説教"もありません。
			ただ皆さんに受け取っていただきたい。
			大切なひとと、観に来て下されば、とても嬉しく思います。
			
花*花 おのまきこ
			この数年は本当に大きな自然災害が多くなり、
				
			地震だけでなく毎年のように恐怖を感じるほど台風や大雨が続き、
				
			何を備え、何を優先し「命を守る」のか。
				
			そのようなことを考えます。
				
			”未来へ生きる”演劇実行委員会の舞台に携わり、家族や仲間、これまで出会ったたくさんの人たちを大切に
				
			日々感謝を忘れず過ごしていきたいとより強く感じました。
				
			
花*花 こじまいづみ
			常に災害と隣り合わせに在る私たちが、これからも生き続けていくためには		
			何が必要なのか
		
			多くの被災地を旅して
		
			私なりに気づいたことがあります。
		
			それは、想像すると言うこと。
		
			「今日の当たり前が明日はそうで無いかもしれない」と言う想像力。
		
			大切な人や家や故郷を喪ってしまった人への想像力。
			
			演劇や音楽が、そんな
		
			イマジネーションを生む
			小さな光になることを信じています